鐘崎職人 Craftsman

沼田勝美

【座右の銘】1%の才能と99%の努力
【趣味】休日に行う、娘さんとの料理作り

鐘崎随一のかまぼこへの愛情

沼田さんのかまぼこへのこだわり、愛情はとても熱い。
入社してから18年、販売店での接客経験もある沼田さんは、人一倍お客様への思いも強い。日々鐘崎のかまぼこづくりに真剣に向き合いながら、未来を見据えている。
「私たちは日々お客様の口に入るものをつくっています。その自覚と責任を持つことは必須。それをお客様に評価していただくためには、常にお客様の目線に立ち、自己満足で終わらないようにすることが大切です。」
現場を監督する立場でもあるため、厳格な印象を受ける沼田さん。しかし、かまぼこづくりの話になると、とたんに顔をほころばせる。
「かまぼこは生き物なんですよ。とてもシンプルだけど、手の加え方によって色々な味わい、食感が出せる。その分、同じ品質を維持するのは大変です。けれど、だからこそつくりがいがあります。特に鐘崎では、伝統の技や知識を受け継ぎながらも、今のお客様のニーズをとらえ、形にしていくことができる職人が揃っている。どんどん進化していく様子が目に見えて、毎日が真剣勝負ですよ!」

司令塔としての日々

沼田さんは日々、かまぼこの味・香り・見た目の美しさ・弾力など、様々な観点から製品の品質をチェックし、職人たちに指示を出している。これまで様々な経験を積んできた沼田さんならではの、司令塔としての姿がそこにある。
「もちろん、製品を科学的に分析し、数値化したデータを製品管理に活用することもあります。しかし、数値はあくまで感覚の裏付け。今までの経験と、生産中にリアルに感じた感覚を大切にしています。」
 製造中の状況を見極めるのも大切な仕事だ。原料の状態から、工場内の室温・使用する水の温度・加熱する際の焼き炉の火加減に至るまで、お客様に自信をもってかまぼこをお届けするために余念がない。
「魚肉をすり上げたときの身のツヤ、粘り、硬さから、次の工程で気を付けるポイントを判断しています。職人もそれぞれすり方や焼き方に特徴があるので、そこも考えながら指示を出していますね。」

お客様へ向けて一言

「お客様の“おいしかった”“ありがとう”のお言葉からいつも活力をいただいております。いつも鐘崎の製品をご愛顧いただきありがとうございます。これからもお客様に満足していただける商品づくりと、さらに感動を与えられる商品を生み出していくため、日々精進していきます!」

個人インタビュー

  • 大友英樹 ~Hideki Otomo~

    大友英樹 『職人たちを率いて鐘崎に革命をもたらすエキスパート』
  • 沼田勝美 ~Katsumi Numata~

    沼田勝美 『鐘崎の伝統の技を現代につなげる司令塔』
  • 大槻翔吾 ~Syogo Otsuki~

    大槻翔吾 『未来を牽引するビジョナリーリーダー』
  • 佐伯勇介 ~Yusuke Saeki~

    佐伯勇介 『大漁旗の土台をつくる目利きの達人』
  • 早坂直樹 ~Naoki Hayasaka~

    早坂直樹 『生き物である生身に五感で挑み続ける活眼の士』
  • 高橋雄也 ~Yuya Takahashi~

    高橋雄也 『大内に秘めた熱き想いを焼き炉にくべ続けるかまぼこ塾の番人』
  • 須藤浩昭 ~Hiroaki Sudo~

    須藤浩昭 『鐘崎の中核を支える撹拌(かくはん)のスペシャリスト』
  • 鳥山文太郎 ~Buntaro Toriyama~

    鳥山文太郎 『心の優しさと温かさがその手に宿る、誰もが認める成型師』