「健康的にワインを飲みたいけど、どうすればいいの?」
「ワインと相性の良い、簡単に作れるおつまみを知りたい!」
「お酒を飲む機会が多いからなるべく体に良いおつまみを食べたい!おすすめは?」
健康志向が高まっている昨今、体に気を遣いつつ、お酒を楽しみたいと思っていませんか?
ワインは、適量であれば、抗酸化作用があり健康効果が期待されています。
さらにおつまみを工夫することで、体に嬉しい効果も。
より健康的にワインを楽しめるように、
・ワインが体にもたらす嬉しい効果
・お酒を飲むときにタンパク質を摂るメリット
・ワインにピッタリな高タンパク質のおつまみ5選
について紹介します。
ワインの種類はどんなものがある?
ワインは大きく4つの種類に分類されます。
・スティルワイン
スティルワインは、非発泡性のワインです。
赤ワインや白ワイン、ロゼワインなどが当てはまり、ワインの中でもっとも身近に感じる人は多いでしょう。
・スパークリングワイン
スパークリングワインは、発泡性ワインのことをいいます。
スティルワインに炭酸ガスを加えており、シャンパンやカバ(カヴァ)などが代表的なワインです。
・フォーティファイドワイン
フォーティファイドワインはワインの醸造中にブランデーなどアルコール度数の高いお酒を加えたもので、酒精強化ワインとも呼ばれています。
シェリー、ポート、マデイラが三大酒精強化ワインとして有名です。
・フレーヴァードワイン
フレーヴァードワインとは薬草や果実、スパイスなどを加えたワインのことをいい、サングリアが代表的です。
さまざまなアレンジができるので、ワインの楽しみ方が広がります。
ワインの効能とは?
ワインを適量飲むことで、体に嬉しい効果をもたらすことが科学的に証明されています。
健康に効果的とされている量は、1日にワイングラス1~2杯で、食事と一緒に摂取することが大切です。
まずは、ワインの効能について説明していきます。
動脈硬化を防ぐ
動脈硬化は悪玉コレステロールが酸化し、血管内に蓄積することで引き起こされます。
つまり、酸化を防ぐことが重要です。
赤ワインに多く含まれているポリフェノールには抗酸化作用があるので、ワインを飲むことで悪玉コレステロールが酸化されにくくなります。
ポリフェノールは、熟成が進んだワインにより多く含まれているので、熟成した赤ワインを選ぶと良いでしょう。
認知症を予防する
ポリフェノールの一種であるレスベラトロールには、認知症を予防する効果があるといわれています。
ほかにも記憶力が回復する、脳機能を改善するという報告もあります。
認知症やアルツハイマー病の発症リスクを低減できるとされているワインの摂取量は、1日にワイングラス3~4杯ほど。
レスベラトロールは赤ワインに多く含まれているので、適量を摂取しましょう。
うつ状態を防止する
ワインを適量飲むことで、うつ状態に至ることを予防する効果があります。
1週間のうちに2~7杯(ワイングラス)飲んでいた人は、まったく飲んでいない人と比べてうつ病の発症率が32%低下したことが研究で明らかになっています。
適度にアルコールを摂取することは、心や体に良い影響を与えますが、飲みすぎは逆効果です。
むしろうつ病の発症が増える傾向にあるので、注意してください。
血圧を下げる
血圧が上がってしまう主な原因は、塩分(精製塩 NaCl)の摂りすぎです。
お酒のお供であるおつまみには塩分を含んだものが多いので、知らず識らずのうちに過剰摂取してしまいがちです。
そんなときにも赤ワインが大活躍。
赤ワインにはカリウムが豊富に含まれており、カリウムの利尿作用によって塩分を体外へ排出する効果があります。
塩分(精製塩 NaCl)が多いものは、赤ワインと一緒に摂ると良いでしょう。
抗菌作用によって胃腸を守る
白ワインには、酒石酸やリンゴ酸などの有機酸が含まれており、アルコールと相乗的に働くことによって高い殺菌力を発揮します。
特に、大腸菌やサルモネラ菌、赤痢菌など食中毒の原因となる菌に有効で、殺菌力は、赤ワインよりも白ワインの方が強いと言われています。
白ワインには生の魚介類を合わせることが多いですが、相性が良いからというだけではなく殺菌効果も考えられています。
安全に美味しく魚介類を楽しめるのは、白ワインのおかげでもありそうですね。
タンパク質が含まれているおつまみを選ぼう
タンパク質は三大栄養素のひとつといわれており、筋肉や内臓などを作る非常に重要なものです。
ここでは、お酒を飲む際にタンパク質を摂取するメリットについて説明します。
太りにくい体を作る
タンパク質は筋肉を作る材料になるので、太りにくい体を作るうえで欠かせません。
飲酒するとコルチゾールというストレスホルモンが分泌されます。
コルチゾールには血糖値をコントロールする作用があり、筋肉を分解してエネルギー源の糖を作ろうとします。
筋肉量が減って代謝が落ちると、エネルギーの消費量も減るのでお酒を飲むほど太りやすい体に…。
お酒を飲むときはタンパク質を摂って筋肉の量を維持するなど、しっかりとケアをしましょう。
二日酔いを予防する
二日酔いになるのは、アセトアルデヒドが原因であると言われています。
アセトアルデヒドは肝臓でアルコールが分解されることによってできる物質で、頭痛や吐き気を引き起こす要因のひとつ。
通常は、さらに酢酸に分解され、汗や尿として体外に排出されます。
しかし、お酒を飲みすぎると十分に処理できずに体内に残ってしまうため、二日酔いの症状が現れてしまうのです。
そのため、アルコールをしっかりと分解させることが重要です。
タンパク質には、アルコール代謝をサポートする働きがあります。
おつまみとして一緒に食べることで、二日酔いの予防になるでしょう。
ワインに合う高タンパク質のおつまみ
ここからはワインとの相性が良い、高タンパク質のおつまみを紹介していきます。
どれもスーパーやコンビニで手軽に買えますので、ぜひ試してみてください。
おつまみの王道!チーズ
チーズには、骨を作るカルシウムと、良質なタンパク質がたっぷりと含まれています。
また皮膚や粘膜を健康に保つビタミンAや、抗酸化作用を持つビタミンEも豊富でアンチエイジング効果もあります。
ワインに合わせるときは、味の”重さ”をそろえることがポイントのひとつ。
フレッシュタイプのチーズには、スパークリングワインや軽くてフルーティーな白ワインがおすすめ。
濃厚なチーズには、重めなワインを合わせると良いでしょう。
栄養豊富なナッツ
タンパク質は、動物性タンパク質と植物性タンパク質の2種類あり、ナッツには植物性タンパク質が含まれています。
動物性タンパク質と比較すると脂質やエネルギー量が抑えられるので、ダイエット中のおやつにも良いですね。
ナッツの中で特にタンパク質が多いのはピーナッツで、100gのピーナッツに対して約4分の1を占めています。
ワインは樽熟成したものが合うでしょう。
木樽で熟成させると樽の香りがワインに移りますが、ナッツの香りで表現することがあります。
例えば、シャルドネの様な白ワインをマロラクティク発酵し熟成した時に現れる香りのことを「アーモンド」の香りと表現します。
こうしたことからもナッツとの相性はよいので、おつまみとしてぜひ合わせてみてください。
低脂質で高タンパク質のマグロ
マグロの中でも赤身がヘルシーでおすすめです。
脂質の多いトロと比較するとカロリーを3分の1ほど抑えられ、効率的に良質なタンパク質を摂取できます。
またマグロに含まれているDHAの量は、魚介の中でもトップクラス。
DHAは、中性脂肪やコレステロール値を下げる効果があります。
マグロの赤身は鉄分(血合い)を含んでいるので、赤ワインを選んでみましょう。
赤ワインにも鉄分が含まれているので相乗効果が見込めます。
特に繊細なピノ・ノワールがおすすめです。
赤身のほどよい脂分とワインの酸味がマッチします。
手軽にタンパク質を摂れるサラダチキン
サラダチキンはむね肉やささみで作られているので、脂質が少なくタンパク質を効率よく摂取できます。
また、鶏むね肉には疲労回復効果があるので、トレーニングや仕事の後に食べると疲れが取れやすくなるでしょう。
そのまま食べても美味しいですが、サラダにのせるなどアレンジするのも良いですね。
サラダチキンは基本的にあっさりしているので、スパークリングワインや白ワインと合わせるのがおすすめです。
ワインとの相性バツグン!焼き鳥
焼き鳥は、手軽にタンパク質を摂取できるおつまみです。
焼き鳥の中でもタンパク質の含有量が多いのはレバーやささみ、砂肝です。
タレのカロリーや糖質が気になる人は、塩味を選ぶと良いでしょう。
焼き鳥はさまざまな部位を味わえますし、味付けも塩とタレがあるのでいろいろなワインに合わせられます。
ポイントは、焼き鳥とワインの色を揃えること。
つまり、塩味の焼き鳥には白ワイン、タレには赤ワイン。
シンプルですが試しやすいので色を合わせるところから始めてみてください。
なお、タンパク質が足りないとどうなるのか?
こちらの記事も参考にしてみてください。
まとめ~ワインを楽しみながらタンパク質を摂ろう
私たちの体に嬉しい効果をもたらしてくれるワイン。
より健康的にワインを楽しめるように、アルコール代謝をサポートしてくれるタンパク質を一緒に摂取してみてはいかがでしょうか。
例えば、タンパク質をしっかり含んだプロテインバー『10BAR』
魚と大豆を使用しており、1本で12.6gのタンパク質を摂ることができます。
バジルチーズ味でワインとの相性もGOOD!
ぜひお試しください。