近年、健康意識の高い女性や簡単に栄養補給をしたい人達の間で人気の「完全栄養食」ですが、興味はあるものの、
「そもそも完全栄養食ってどんなメリットがあるの?」
「完全栄養食ってどんなもの?」
など、疑問や不安を感じる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回、この記事では以上のような方に向けて、
・完全栄養食とは何なのか
・完全栄養食のメリット
・完全栄養食の種類
などを分かりやすく紹介・解説していきます。
ぜひこの記事を最後まで読んでいただき、効率的に栄養補給ができる食事を始めましょう!
完全栄養食の定義
まずは完全栄養食とは何なのか?簡単に説明していきます。
完全栄養食とは、「人が健康を維持するために必要な栄養素を十分に満たした食べ物」のことであり、カロリーや糖質、脂質、タンパク質などのほか、おおよそ30種類程度の栄養素をバランスよく含んだ食品のことです。
また、完全栄養食は「完全食」や「完全栄養食品」などといった名前で呼ばれることもあります。
そのような完全栄養食の多くは、厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」に基づいた栄養素が含まれていることから、栄養素を過不足なく摂取できることが最大の魅力といえるでしょう。
完全栄養食の特徴
完全栄養食の定義が分かったところで、続いては完全栄養食の主な特徴を3つご紹介していきます。
完全栄養食はその名前から、「栄養を補うために摂るもの」としてのみ認識されていることが多いですが、実はそれ以外にもいくつかの特徴があります。
それでは詳しく見ていきましょう。
簡単に栄養バランスを整えられる
まず1つ目の特徴は、「簡単に栄養バランスを整えられる」こと。
健康的な食生活を実現したいと考える人は多いでしょう。
ただ、栄養素の知識やカロリーの計算などのような専門知識がないと理想的な栄養バランスの食生活を続けることが難しいと思われます。
また、毎日、一から献立を考えて料理をする時間がなかなかとれないため、実践できず、栄養が偏ってしまうこともあるでしょう。
しかし、完全栄養食は、一つの製品を食べるだけで栄養バランスが整うため、簡単に健康的な食生活を実現できます。
そのため、完全栄養食は、自炊をする時間や余裕がない方にとって、メリットが大きいといえるでしょう。
現代のライフスタイルに合っている
次に2つ目の特徴は、「現代のライフスタイルに合っている」こと。
働き方やライフスタイルが多様化している現代において、忙しい現代人は食事を簡単に済ませる場面も多くあるのではないでしょうか。
しかし、外食やレトルト食品などの簡単な食事で済ませてばかりだと、栄養バランスが偏って健康的な食事とは言えません。
そこで、完全栄養食を活用することで、調理・料理に時間をかけずとも栄養バランスのとれた健康的な食生活に近づけるため、現代のライフスタイルと完全栄養食は相性が良いでしょう。
また、完全栄養食の中には消費期限が長いものもあるため、自然災害が多い日本においては非常食として重宝されることも特徴です。
種類が多くて飽きにくい
最後に3つ目の特徴は、「種類が多くて飽きにくい」こと。
健康食品の多くは、味がイマイチであったり、種類が少ないことから使い続けにくいこともありますが、完全栄養食はパンやクッキー、ドリンクなどといったように味も種類も豊富に展開されているアイテムであるため、飽きずに使い続けやすいでしょう。
そのため、健康を意識した食生活を続けやすいことは完全栄養食ならではの特徴といえるでしょう。
また、完全食の種類に関して詳しくは、後述の「完全栄養食にはどんなものがあるか」で解説しているので気になる方はチェックしてみてください。
完全栄養食のメリット
前章では完全栄養食の特徴をお伝えしましたが、「完全栄養食を使うメリットって何だろう?」と気になる方も多いでしょう。
そこでここでは、完全栄養食の代表的な3つのメリットをご紹介していくので、ぜひ使い始める際の参考にしてみてくださいね。
それでは一つずつ詳しくチェックしていきましょう。
誰でも栄養バランスの良い食事を実現できる
まず1つ目のメリットは、「誰でも栄養バランスの良い食事を実現できる」こと。
先ほどの特徴の部分で触れたように、完全栄養食は食べるだけで栄養バランスのとれた食生活の実現ができます。
そのため、料理が苦手な人でも手軽に栄養バランスの良い食事を叶えられることは大きなメリットといえるでしょう。
また、栄養学に詳しくなくても手軽に健康的な食事ができることも完全栄養食の大きなメリットです。
忙しいときでも使いやすい
次に2つ目のメリットは、「忙しいときでも使いやすい」こと。
働きざかりの女性は、仕事で夜遅くなったり、生活のパターンが不規則だったりするため、食事をする際にまとまった時間を確保できないこと、適当に食事を済ませてしまうこともあるかと思います。
そういった場合でも完全栄養食であれば短時間で栄養バランスの良い食事を実現できるため、忙しい人には魅力的なポイントではないでしょうか。
また、完全栄養食はコンパクトなものが多く携帯性に優れていることから、出張や出先での活用にもピッタリです。
目的に合わせて使い分けられる
最後に3つ目のメリットは、「目的に合わせて使い分けられる」こと。
完全栄養食は多くの種類が販売されていますが、どの商品もまったく同じ成分で作られているわけではなく、
・高タンパク低カロリーでフィットネスのサポートに最適
・糖質の量が控えめでダイエットの補助として使いやすい
などといったように、成分のバランスに特徴があるアイテムも展開されているんです。
そのため、自分の健康意識や目標に合わせて最適な完全栄養食を選んで使えることもメリットといえるでしょう。
完全栄養食の注意点
この記事ではここまで完全栄養食の特徴やメリットをご紹介してきましたが、実は完全栄養食には注意点も存在します。
そこでこの章では、完全栄養食を使う際に気を付けたい2つの注意点をご紹介していきますよ。
それでは順番に見ていきましょう。
完全栄養食だけを食べるのはNG!
完全栄養食は健康の維持に必要な栄養素が含まれていることから、「完全栄養食だけ食べてれば大丈夫」と思われがち。
しかし、すべての食事を完全栄養食で済ませていると、
・咀嚼回数が減ることによるアゴの筋力低下
・カロリーが不足しがちになる
などといった悪影響が出ることが考えられるんです。
そのため、1日1食だけ完全栄養食に置き換えたり、食事の補助として完全栄養食を使うことがおすすめです。
通常の食事より費用がかかる
完全栄養食は手軽に多くの栄養素を摂取できるメリットがある反面、製造コストが高めであり1食あたりの費用は割高といえます。
そのため、自炊をしている人や節約中の人が完全栄養食を使い始めると、コストが高く感じることも。
ただし、外食が多い人の場合は、完全栄養食を使う方が費用面で節約になることもあるので、費用負担のデメリットは人によって差が大きいといえます。
完全栄養食にはどんなものがあるか
記事上部でも少し触れましたが、完全栄養食にはさまざまな種類が存在することも大きな特徴です。
そこでここでは、主な完全栄養食の種類をご紹介していくので、ぜひ初めての完全栄養食選びの参考にしてみてくださいね。
それでは順番に詳しく見ていきましょう。
主食タイプ
主食タイプはパスタやパンが主に展開されており、完全栄養食の中でも食事をしている感覚が得やすい種類といえるでしょう。
とくにパスタは自分で味付けをすることでアレンジがしやすく、味に飽きることがないことが特徴です。
おかずタイプ
おかずタイプはカレーやスープ、味噌汁などの種類があり、食事の際のプラス一品として使いやすいことが特徴です。
また、大手食品企業も完全栄養食の開発を進めていることから、今後はさらにおかずタイプのレパートリーが増えていくでしょう。
お菓子タイプ
お菓子タイプはグミやクッキー、ゼリーなどの完全栄養食が展開されており、間食の際にピッタリな完全栄養食といえます。
注意点としては、お菓子タイプの製品は1袋食べても1食分の必要な栄養素を満たしていないことが多いので、あくまでも補助的な役割で使うことがおすすめです。
ドリンクタイプ
ドリンクタイプはパック飲料や粉末飲料として販売されており、いつでも手軽に摂取できることが最大の特徴です。
とくに粉末タイプは水さえあればどこでも完全栄養食がつくれることから、外出先での利用に最適な種類といえるでしょう。
まとめ
今回この記事では完全栄養食について紹介してきましたが、いかがでしたか?
最後にもう一度、完全栄養食の特徴とメリットをまとめるので、一緒に振り返っていきましょう。
◇完全栄養食の特徴
・簡単に栄養バランスを整えられる
・現代のライフスタイルに合っている
・種類が多くて飽きにくい
◇完全栄養食のメリット
・誰でも栄養バランスの良い食事を実現できる
・忙しいときにでも使いやすい
・目的に合わせて使い分けられる
この記事を参考に完全栄養食を活用し始めて、手軽に栄養バランスのとれた食事を手に入れましょう!
また、栄養補給と合わせて、運動も取り入れるとさらに健康増進に効果的です。
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